娘は自粛期間中の頃から、機嫌が悪いときに私や夫を叩くようになりました。
年少さんになってクラスがガラっと変わったと思ったら、急にお休みになって、しかも気軽にお出かけもできなくて、なぜか母と父が交互にお休みして2人でおうちで過ごすようになって…そりゃストレスもかかるよね。
「どうして3人じゃダメなの?」
「じゅんばんはいやだ。」
「かかおしごといかないで。」
朝、涙を溜められると胸がきゅーっとなりました。
保育園再開が決まると、
「ぜったいにいかない。」
「かかとおうちにいる。」
保育園の玄関で私にしがみついて、静かにしゃくりあげるように泣いたり。
先生の計らいで一緒に保育室に入ってみても、お膝から離れずすごい力でくっつく。
結局、なんとか離れて、最後は先生に抱っこされて大声で泣いちゃって。
なかなか辛かったです。
でも2週間たち、少しずつ慣れてきて、ニコニコで行けるようになってきました。
子供の力は本当にすごい。
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そんな娘が今日言ったセリフ。
「ぽんちゃんが、ととのこと叩きそうになったら、ぽんちゃんのこと肩車して。」
冷凍庫をどうしても開けっ放しにしたい娘(こだわりが強いので一回やりたくなったらひけないタイプ)と
開けとくと溶けるからね、と言い聞かせる夫。
私はちょっとしたことなら気が済むまでやらせとこう〜と思うのですが、夫はダメなことはダメと教えたいタイプ。
夫も私もほとんど叱らないのですが、娘は真面目なトーンで言い聞かせられるのがすごく苦手。
怒られている。責められている。と感じて、怖くなって、逆ギレしてしまうのです。
「おはなしきらい!もうおこった!」
「かかのこときらい!たたくからね!」
と言って、私や夫を叩きます。それが結構痛い。
なので、今回も夫がとっさに手を掴んで「叩くのはいけないことだよ。」と言いました。
私もめちゃくちゃに叩かれるときは手を掴んで、真面目なトーンで話して静止します。
「ぽんちゃんのことは大好きだけど、叩かれたら痛いよ。だからやめてほしい。」
スイッチが入ってしまうとそれでも叩かれるのですが、あとで落ち着くと、心配そうに
「ぽんちゃんが叩いても、ぽんちゃんのこと好き?」
と聞いてきます。不安なんだろうな〜と思います。
怒られている気がして、受け入れられないんですよね。でも後になって、大丈夫かなって思う。
気持ちは分かるので、何とかして上手いこと伝えたいな〜といつも思っていました。
「ぽんちゃんが叩いても、何してても、ぽんちゃんのことが大好きだし、かかはぽんちゃんの味方だけど、でも叩かれると痛いんだよ。ぽんちゃんの手も痛いよね。だから叩くのはやめようね。」
と何度も何度も言い聞かせてきました。
そしたら、今日の発言。
お布団に入って、お話しているときに、ボソッと言いだしました。ちょっと涙目になりながら。
自分が叩きそうになったときは、腕を掴むんじゃなくて肩車してほしいって可愛すぎない・・・?
ちゃんと自分が悪いことをしていることはわかってて、でも自分では抑えられないから、楽しいことで気分を紛らわせてほしいんだよね。
自分の頭でちゃんと考えて、それを言葉にして親に伝えられるなんて。
3歳だけど、小さい頭でいろいろ考えているんだなあと母は泣きそうになりました。
癇癪持ちの娘とどう接したらお互い気持ちよく過ごせるか、小さい頃からずっと考えてきたつもりですが、娘の成長を感じた出来事でした。
人の気持ちが分からないんじゃなくて、叩いたら痛いことなんて分かってはいるけど、どうにも抑えられなくて、本人が一番苦しんでるんだよね。
だっていつもすごく苦しそうな、泣きそうな顔で叩いてるもんね。
自分の感情をコントロールするのって大人でも難しいから、ゆっくりゆっくり練習していこうね。
どっちも素敵な絵本です。
谷川俊太郎さんはやっぱり凄い。
右の本、娘が一人でめくって読んでます。
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